家族信託「おやとこ」と「ファミトラ」の違いを比較?おすすめの人は?

この記事で解決できるお悩み
  • 家族信託の「おやとこ」と「ファミトラ」の違いとは?
  • 家族信託の「おやとこ」と「ファミトラ」のおすすめの人は?

当記事では、家族信託の専門家

・「おやとこ」

・「ファミトラ」

について、会社概要・費用などの違いや、おすすめの人を、わかりやすくまとめました。

「家族信託」検討のお役に立てば幸いです。

\ 家族信託 契約数No.1 /

\ 家族信託を、あたりまえに /

目次

家族信託の「おやとこ」「ファミトラ」とは?

家族信託は、親が認知症になった際の資産凍結を防ぎ、財産や生活費・医療費などの管理を、子供が親のために行える法的制度です。

家族信託は司法書士や弁護士などを通して締結できますが、家族信託専門家の「おやとこ」と「ファミトラ」は料金も安く契約件数も多い為、比較検討を行っておくべき会社といえます

「おやとこ」と「ファミトラ」の違いを比較

「おやとこ」と「ファミトラ」の会社概要から、まずは比較してみます。

おやとこ
(トリニティ・テクノロジー株式会社)
ファミトラ

創業2020年10月2019年1月
資本金18億2988万円(2023年12月現在)51億1,600万円(2023年5月)
本社東京都港区新橋2-1-1 山口ビルディング1階東京都港区赤坂1-14-14 第35興和ビル5F
支社・支店福岡・大阪・横浜・静岡・名古屋・
仙台・水戸
横浜・福岡
役職員数120名(2024年6月)50名
事業内容家族信託相続手続き家族信託
グループ会社司法書⼠法⼈トリニティグループ
弁護⼠法⼈トリニティグループ
⾏政書⼠法⼈トリニティグループ
提携企業736社
横浜銀行、福岡銀行、野村証券、
SBI証券、常陽銀行、七十七銀行、
オリックス銀行、他
195社
野村証券、大和証券、明治安田生命、
東京ガス、フィデリティ証券
常陽銀行、七十七銀行、他
公式ページ

会社の概要を比較

まずは、会社の概要から比較してみます。

おやとこ

「おやとこ」はトリニティ・テクノロジー株式会社が運営する、家族信託の名称です。

創業は2020年10月ですが、2009年創業の司法書士法人をルーツとし、「家族信託」には創業前の2016年頃から取り組んでいるとされます。

資本金は、18億2988万円(2023年12月現在)で……本社は、東京の新橋にあり、支社・支店は全国に7社、役職員数は100名です。

グループ会社には、司法書士法人、弁護士法人、行政書士法人を抱え、家族信託をグループ内で完結できる組織になっています。

また、提携企業は700社を超えており、家族信託の契約数No.1というのも、頷ける概要です。

\ 家族信託 契約数No.1 /

ファミトラ

一方の「ファミトラ」は2019年1月の創業で、「家族信託を、あたりまえに」というビジョンで運営されています。

「ファミトラ」の資本金は51億1,600万円と大きく、東京六本木の本社に横浜と福岡の支社2つで、役職員数は50名です。

日経の情報では、2024年内をめどに独自開発した家族信託組成システムをオープン化し、提携の約200の事業者が直接家族信託の提案ができるようになるとも報道されています。

\ 家族信託を、あたりまえに /

「おやとこ」は家族信託を組織の力で身近に……
「ファミトラ」はシステムとネットワークで家族信託を身近に……
する取り組みを行ってるようにも感じます。

家族信託の料金を比較

家族信託の料金を比べてみると、家族信託組成のコンサルティング費用に違いがあることが分かります。

おやとこ(トリニティ)ファミトラ
家族信託組成
コンサルティング費用
信託財産の約1%
最低料金5万円(税抜)~
セルフプラン:100,000円~(税抜)
スタンダードプラン:190,000円~
(税抜)
家族信託契約書の作成契約書作成費用弁護士費用
家族信託契約書を
公正証書化する費用
公証人役場費用なので大きな違いは無し
不動産名義変更・
信託契約書登記費用
(司法書士)
司法書士の手数料なので大きな違いは無し
不動産の信託登記のための
登録免許税
固定資産税評価額の0.3 〜 0.4 %で大きな違いは無し
月額費用
(専門家への相談
・アプリ利用)
2,480円(税抜)2,480円(税抜)
12ヶ月分29,760円をまとめて支払い

家族信託にかかる費用は信託する財産の大きさで異なり、個々の家族に合わせてコンサルティング料金が変わります。

また不動産を信託する場合は、不動産名義の書き換え費用や税金が発生し、信託口口座を作成するために公正証書の作成費用や、公証人役場での費用も発生します。

登記にかかる費用・税金や公証人役場での費用には、大きな違いはありません。

「おやとこ」は最低料金が5万円~(税抜)となっていますが、信託する資産の1%(税抜き)が組成コンサルタント費用です。

「ファミトラ」は、セルフプランとスタンダードプランの2つがあり、最低が10万円~(税抜)となっていますが、家族信託契約書の作成費用は、提携弁護士に別途支払う事になっています。

「おやとこ」と「ファミトラ」では、コンサルティング費用の前提が異なるので、自分のケースではどうなるのか?相談して概算を見積もってもらうことが肝要です。

家族信託組成後の月額費用は、「おやとこ」と「ファミトラ」は同じです。

「おやとこ」と「ファミトラ」をおすすめな人とおすすめでない人

地元に家族信託を熟知した司法書士が居り、料金もリーズナブルであれば、地元の司法書士にお願いするに越したことはありません。

筆者の場合は、親の居住地と自分の居住地が異なり、親のモノ忘れも出始めたため、遠隔でも相談のできる、家族信託専門家にお願いしました。

「おやとこ」と「ファミトラ」をおすすめな人

「おやとこ」と「ファミトラ」は、専門性や料金から以下の人におすすめと言えます。

「おやとこ」と「ファミトラ」をおすすめな人
  • 家族信託組成コンサルティング費用・サポート費用を安く抑えたい人
  • 直接面談ではなく、リモート面談で契約を進めることに抵抗が無い人
  • 登記書類を郵送で司法書士に託すことに抵抗が無い人

「おやとこ」の資料に、コンサルティング料を従来から大幅に引き下げたという記載があります。

従来の信託組成費用の最低相場は約30万円なので、5万円はかなりリーズナブルといえます。

一方の「ファミトラ」は2024年4月1日に料金改定がされています。

初期費用は10万円(税別)~となっていますが、家族信託の運用サポートの月額費用は「おやとこ」と同じ2,480円(税別)です。

「おやとこ」と「ファミトラ」は、家族信託専門家の2強なので、価格面のベンチマークとしてもおススメです。

また、面談は時間効率を考えるとリモート面談が必要とならざる負えないので、許容出来るコトが条件になります。

管理人 Mat

離れた親に、パソコンでリモート会議に参加してもらうのはたいへんでしたが、時間を節約できて、認知症でないことを証明できる面でも良かったと思います。

「おやとこ」と「ファミトラ」をおすすめでない人

反対に、「おやとこ」と「ファミトラ」をおすすめでない人は、以下のケースです。

「おやとこ」と「ファミトラ」をおすすめでない人
  • 直接面談を行って、家族信託の組成を行いたい人(専門家のオフィス近くに居住の人を除く)
  • 登記書類は手渡しで司法書士に託したい人

「おやとこ」も「ファミトラ」も信頼の置ける会社に違いはありませんが……

公証人役場での手続きを踏むとはいえ、リアルな事務所が近くにある方が安心な場合は、地域の専門家にお願いする方が安心でしょう。

また、登記書類の書き換えで大切な不動産の権利書を郵送に託したくない場合は、地元の司法法書士にお願いする方が安心できると思います。

「おやとこは」、東京、福岡・大阪・横浜・静岡・名古屋・仙台・水戸にオフィスがあるので、近隣の場合は直接面談が可能で、「ファミトラ」は東京と福岡で可能です。

管理人 Mat

郵送での登記は、もちろん問題なく変更をして、返送頂きました。

まとめ

家族信託は、家族の納得・了解が不可欠な法的制度です。

とくに親の認知症を心配しての手続きとして、大切な親(委託者・受益者)の財産を子供(受託者)に書き換えることになります。

それまで親の財産が家族間で話題になっていない場合は、多少なりとも違和感が生まれると思います。

さらに、親に物忘れが出始めていればなおさらで、理解・納得を得るのに時間を要してしまいます。

早めに時間をとって、家族でしっかりと話し合いをして、納得のいく家族信託専門家の元で、組成する事が大切だと感じました。

その上で、少しでもリーズナブルに、締結できると良いのではないでしょうか?

経験上、合見積もりという意味でも、初めの無料相談は、少し手を広げるのもアリだと思っています。

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